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富本節 那須野

2011/07/05発売 450円 

那須野とは、現在の栃木県那須郡の周辺地域とされている。ここで謡われている題材は玉藻の前と殺生石(せっしょうせき)の話である。これは同名の山田流箏曲を、慶応三年秋に名見崎八五郎が富本に作曲したもの。原拠は能の「殺生石」だがその元は伝説。殺生石になってから、玉藻前というものが、再び姿を現して過去を物語る。インドや中国を経て日本にたどり着き、その美貌と博識から鳥羽上皇に寵愛されたが、とうとう自分が狐だということを見破られて那須野が原に飛んで逃げてきたというようなことを物語るのだ。本来、富本節というものはおっとりとしたものだが、この曲はとてもドラマチックで凄みさえ感じられる。富本節としては一風変わった味わいの曲だが、それが大きな特色になっている。