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江戸祭りばやし(三)寿獅子ばやし

江戸祭ばやし保存会 2009/09/24発売 300円 

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幕末の嘉永(1848-1854)ころには一時衰微したが、安政四年(1857)六月、芝神明の祭礼から、時の月番奉行、松平豊後守の命で復活し、明治十七年の神田明神の大祭には、葛西から名人といわれた表青戸の源次郎、小松川村の角次郎、鹿骨村の七五郎、新宿村の助次郎などが選ばれて妙技を示している。しかし、神田の連中は、わざわざ葛西から人を呼ばなくてもいいように、体得し神田囃子を創始している。こうして、葛西囃子があちこちに伝播し、品川囃子、目黒囃子、中延囃子、大井囃子、砧囃子、等々力囃子、など、各地の土地の名を冠した囃子が生まれている。
祭囃子に用いられる楽器は、大太鼓一、締太鼓(小太鼓)二、笛一、鉦一の五つで構成され、締太鼓は調べ、鉦はよすけ、笛はトンビなどの別称がある。四助は、大太鼓、締太鼓、笛の四つの楽器を助けることからの称で、一説には、四助という飴屋が鉦を鳴らしながら飴を売り歩いていると、囃子を奏でているところに通りかかり、屋台へ呼び上げられて一緒に合奏した。それで、鉦だけは格が違うので、他の者に遠慮して後ろのほうで叩くのだともいう。トンビは鳶の鳴き声「ぴーひょろろ」からの称という。
葛西囃子や神田囃子の演奏の配列は、前列左より大太鼓、締太鼓タテ、締太鼓ワキ。後列左より、鉦、笛。
祭囃子の稽古は、古くは一尺四方の畳をたたき台とし、師匠は膝で拍子を取る形であったという。今では古タイヤをたたき台にするなど、変遷を見ることができる。