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2009年4月23日
iTunes Storeに浪曲が登場!

様々なジャンルの膨大なコンテンツが集まっているiTunes Storeだが、必ずしもすべてのジャンルをカバーしている訳ではない。
今回提供を開始する浪曲も、実はこれに当てはまる。今後日本浪曲協会の協力を得て、本格展開を考えているので、是非楽しみにして頂きたい。
という訳で、冒頭を飾るのは二代 広沢虎造の清水次郎長伝。
侠客「清水次郎長」の子分「森の石松」が親分次郎長の代参で金比羅様に刀を納めに旅に出た。無事に金比羅参りが済んだ石松は清水に戻る帰り路に草津の侠客「見受山鎌太郎」の家に立ち寄る。鎌太郎は亡くなった次郎長の女房「お蝶」の香典に100両を石松に託す。この100両が原因で石松が命を落とす。その敵討ちから清水一家を巻き込む大抗争へと発展する侠客伝。
原作は明治17年、次郎長の義息である山本五郎著「東海遊興伝」、大正期に一世
風靡した講談師三代神田伯山の「清水次郎長」などを元に虎造が完全オリジナル作品として書き上げ、昭和5年に発表された。その後、次郎長伝はシリーズ化され、本編と外伝を含めるとのべ30演題を越える大作となり、「次郎長伝の虎造か、虎造の次郎長伝か」と一世を風靡した。昭和39年65歳で亡くなったが、現在でも浪曲の代名詞としてその人気を保っている。
演目「清水次郎長伝 - 石松の代参」について
恩人である尾張の深見村長兵衛の敵討ちを済ませた次郎長。子分の森の石松を代参に指名するが、次郎長から旅中に酒を飲むなと言われ、きっぱりと断る石松。そこに清水一家で一の子分である大政が仲裁に入り、石松を説き伏せる微笑ましく愉快な中に死出の旅路に向かう哀愁が漂う物語。
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上のiTunes ボタンをクリックすると、iTunes Storeにリンクします。価格は450円で、iTunes Plusコンテンツです。iTunes Storeで是非試聴してみて下さい。
ー浪曲(浪花節)とはー
浪曲(浪花節)とは昭和のはじめ頃まで浪花節と呼ばれ、明治初期より始まり、大正初期から昭和30年代頃まで日本全土で大変人気のあった芸能。
三下りの三味線を伴奏に用いて物語を節(歌)と啖呵(台詞)で演じる語り芸である。
その母胎は説教節、デロレン祭文、阿呆蛇羅教などで、その先祖は宗教音楽時代の説教、祭文である。大阪では浪花伊助、東京では浪花亭駒吉が関東節の開祖とされている。
「浪花節」が「浪曲」と呼ばれるようになったのは大正6年12月20日付の「都新聞」紙上で紹介されてからである。
浪花節には大きく分けて関東、中京、関西と3つの節がある。関西節で有名なのが、吉田奈良丸、広沢虎吉、日吉川秋水、春野百合子、京山幸枝若、真山一郎など水調子(低い音の三味線)に乗せて義士伝、ケレン読みが多いのが特徴。
浪花節中興の祖といわれた桃中軒雲右衛門先生もこの水調子の三味線に薩摩琵琶などの節を採り入れ雲調といわれた独特の節を完成させる。その節は酒井雲、酒井雲坊(村田英雄)へと引き継がれていきました。
中京節では三代鼈甲齋虎丸が有名ですが、三味線の音は低調子ですが、発声は関西節に近く、関西、関東をミックスしたような節回しが特徴。その節の中にはみなさんがご存知の広沢虎造、相模太郎などの節に入っている「あいのこ節」が中京節の代表的なものといえる。
この一方で東京で生まれた純粋な関東節は浪花節で多くの名人を輩出した木村派の祖先にあたる浪花亭から始まったといわれている。その中でも有名な「壺阪霊験記」で一世を風靡した浪花亭綾太郎がいる。関東節は高調子の三味線に乗せて艶で鉄火な「あて節」や啖呵が売り物となっており、現在では木村、玉川派と並んでわずかの派が残るのみとなってしまう。
—浪曲の代表作と浪曲師—
「壺坂霊験記」浪花亭綾太郎 「天保水滸伝」二代玉川勝太郎
「佐渡情話」寿々木米若 「歌入り観音経」 三門博
「赤城の子守歌」春日井梅鶯「大石山鹿護送」二代天中軒雲月
「野狐三次」初代東家浦太郎「紺屋高尾」 初代篠田実
「清水次郎長伝」 二代広沢虎造 など
了
投稿者 idjlf : 2009年4月23日 20:30
