日本には様々な宗教や信仰、信心があるがもしかするとそんな信心が関わってくるかもしれない体験談である。 時は1970年代初頭、体験談を寄せてくれた女性の母親が当事者である。そのころ母親(みちこさん)は京都の片田舎に仕事を見つけ新生活を始めたばかりの二十代前半。 慣れない生活の中で近所に住むお婆さんがよく面倒を見てくれたそうだ。口は悪いが、親切で情に篤い人で日課は近くの山中に祭ってある蛇神様を朝夕欠かさずお参りすることだった。 いつまでも元気だと思っていたお婆さんだが寄る年波にはかなわず、患って町の病院に入院してしまう。 お見舞いに行ったみちこさんはそこで想像を絶する状況にあれよあれよと巻き込まれていってしまうことに。