伝統芸能の粋を集めた浪曲の世界を、「心地よさ」をテーマに厳選して構成。三味線の力強い響きと情感豊かな語りが、江戸・明治の情景を鮮やかに現代へ蘇らせます。日本人のDNAに響く物語と音楽の融合を、リラックスしながら楽しめる至福のコレクション。
・竹の水仙
左甚五郎の名人奇談。左甚五郎は東海道を江戸へ向かっている途中、鳴海の宿に泊まり、甚五郎は酒ばかり飲んでいます。数日たち、実は一文無しであることが分かった店の主は、宿銭の支払いを迫まります。
・崇徳院
大店の若旦那がご飯も喉に通らす寝込んでいた。心配した父親は、息子の幼なじみで気心の知れた八五郎を呼ぶ。八五郎が色々聞いてみると、若旦那は恋煩いだと分かったところから話は進んでいきます。
・死神
人生に絶望した男が死神と出会うところから始まります。死神は男に、病人の枕元に立つと助からず、足元に立つと助かることを教えます。男は医者として成功し、大金持ちになりますが・・・
・徂徠豆腐
儒学者の荻生徂徠は毎朝一丁の冷奴だけを食べて一日をしのぎ、学問に明け暮れていた。貧乏であっても人柄がすばらしい徂徠に感心した豆腐屋七兵衛はオカラを毎日届けることにする。ところが風邪で寝込んでしまい、商売に出られない日々が続いた。
・千両みかん
大店の若旦那が夏の盛りに病気で寝込み、みかんを欲しがる。番頭が江戸中を探し回り、やっとの思いで一つだけ無傷のみかんを見つける。みかん問屋は千両で売ると言い・・・