交響曲第1番「冬の日の夢想」は、チャイコフスキーが発表した最初の交響曲で、1866年3月から6月にかけて作曲された。作品番号13。
チャイコフスキーの交響曲は7曲あるが、第4番以降の交響曲が演奏の機会は多いとされている。第1番は、初期の3曲のなかでは、親しみやすい曲想と魅力的な旋律で比較的よく知られる。標題の「冬の日の幻想」は第1楽章に付けられたものに由来しているが、『マンフレッド』を除いて、チャイコフスキー自身が交響曲に標題もしくは副題を付けた例には他に第6番『悲愴』がある。また第2楽章にも標題が付されている。この交響曲第1番には以下の４つの楽章が収められている。
・第1楽章 Allegro Trenquille「冬の旅の夢想」
・第2楽章 Adagio Cantabile「陰気な土地、霧の土地」
・第3楽章 Scherz Allegro
・第4楽章 Finale-Andante
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