民謡を聴くことと民謡を唄うことは表裏一体です。よく唄うためによく聴くことを第一とし、よく聴くためには心でよく唄うようにならねばなりません。本当の良い唄い手は立派な鑑賞家でもあるわけです。本シリーズ「心の故郷 日本の民謡」を鑑賞いただき日本の文化や日本人の心を学び、自己の本質を見出していただければ幸いですと、監修者の藤尾隆造は申しております。このアルバムの中から1つ藤尾隆造の解説で紹介します。
しょんでこ節:岩手県民謡に「そんでこ節」という唄がある。その唄が山形に入って「しょんでこ」となった。山形市陣場新国に二十七代程続いた庄屋の斉藤庄衛門と言う人がいた。その五代目庄衛門が岩手に行ってそんでこ節を覚えて帰り、それが歌い継がれ、祝儀の席などて唄われ歌詞も縁起の良いものに作られ祝い唄としてうたわれている。
このアルバムはAppleMusicでも聴くことができます。
(広告) 民謡が語る旅はこちらから!