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山形民謡編 第3集 (心の故郷 日本の民謡)

今泉侃惇,辻秀菁,宇野幸子  他 2020/04/28発売 2444円 

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この「心の故郷 日本の民謡」シリーズの監修者である、故藤尾隆造氏は民謡という言葉の始まりと画期について次のように述べています。「民謡は民衆の心が時と共にひらけ、生活に文化がとけ込み発展してきたが、その昔は、民謡という言葉をもって呼ばれていなかった。光格天皇(1771−1840)の頃、儒者の赤松赤誠という人が『民謡は民の謡なり、俚唄を広めていうなり、小唄は今の三絃の唄となれり、されば小唄のうちにも民謡あり、然し民謡は本来三絃の唄にあらず』と門人に説いている。このように言葉としてかたまったことは確かに近代民謡感の画期といって良いわけで、私はここを境に以前を古民謡期、以後を近代民謡期とし、さらに明治大正より現代民謡期と移るのであると考えいる。」従って本シリーズに収録されているものは現代民謡期の民謡ということになるが、古民謡期の頃から語り継がれている節回しや詩も少なくありません。当時の情景や文化をイメージしながら鑑賞下さい。藤尾氏の解説で本アルバムの収録曲をひとつ紹介します。

花笠音頭:花笠踊り唄ともいわれるこの唄は、山形県の代表的な民謡舞踊で花笠の花は紅花を指す。起源については、竜山の山麓にある成沢で、江戸時代の中期に水田の用水を確保するための用水沼の工事の際に地固めをしながらうたった「土搗き唄」が起こりといわれる。大正になり、北村山郡尾花沢でも新しい徳良沼を作る事になり、成沢の土搗き唄が唄われるようになった。後に尾花沢ではこの唄に笠踊りの振りをつけ、昭和三十年には花笠パレードが始まった。

本アルバムの収録曲
1. 豊年祝い唄
2. 村山馬喰唄
3. 紅花染め唄
4. 豆ひき唄
5. 石切り唄
6. 置賜しょうがいな
7. 安床節
8. 置賜酒屋米とぎ唄
9. おさのこ節
10. 大沢おばこ
11. 村山土方節(七之助音頭)
12. 五百川しょうがいな
13. 米の庄内
14. 花笠音頭
15. 羽根沢節
16. 山形大津絵
17. 新庄節
18. 正調新庄節

このアルバムはApple Musicでも聴くことができます。

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