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La Plage ある役者の追想 Complete Set

夏木マリ 2017/02/22発売 1800円 

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読み手を求めて佇んでいたものがたりが、時と場が整い、人と出会ったことでこの「La Plage ある役者の追想」は生まれました。
第1話「La Plage – 恋するクジラ」は、生きとし生けるものの偶然出会い、例え異なる種であっても響きあう感情のやり取り。艶めかしくも、重力を伴わない至福の時間。これはそんなひと時を共有した人とクジラの物語。
第2話「La Plage – 演じる魂」は、役者という器の中に宿る複数の魂。それは演じる間だけ現れ、女優の身体を支配し主人となる魂。ある時は恋する人妻との役柄が、本来の自分と入り交じることも。演じる魂は虚と実の境界の上で、響きあい艶めかしいダンスを踊る。これはそんな演じる魂を持つ女優の物語。
第3話「La Plage – ダンスレッスン」は、パリの地下鉄を乗り継ぎ、迷路のような通りを抜け辿着いたところ。人知れないパリの片隅で、ジプシー達の荒々しく、時に淫らな眼差しに打ち負かされないよう女優は踊り続ける。これはそんな彼女の秘密のダンスレッスンのお話です。
第4話「La Plage – タブー」は、場所は日本を思わせる何処とも知れぬ大都会の一角。女優はプレミアショーのための斬新な衣装を求めて、謎めいた仕立て人のスタジオを訪ねることに...。
第5話「La Plage – 過激な母」は、女優は忙しい合間を縫って、母に会いに行きます。その母は絵書きで良く言えば自由奔放、まさに過激な人だった。女優は母親との何気ないやり取りから、チェリストの役柄についてのヒントを得るが・・・。
第6話「La Plage – 喪に服す」は、愛すべき存在を失ったリリアンは、母に揶揄されながらも、長い服喪の時間から抜け出せずにいる。それがふとした出会いから、ほろ苦くも猥雑な大人のファンタジー的なエンディングへと向かっていく・・・。

夏木マリさんという語り手を得たからこそ、成立した6つのものがたりを是非お聴きになってみてください。AppleMusicでもお聴き頂けます。
語り手:夏木マリ、著作:大丸康彦

作品中で使用されている楽曲について
ラヴェルの弦楽四重奏曲から第1楽章、第2楽章、第3楽章です。ドビュッシーの「弦楽四重奏曲ト短調」の第1楽章、第2楽章。これらの楽曲はウィングエンタープライズ社のご協力を得て使用しています。
さらにセニョール☆作曲のオリジナル曲「大洋航路」と「赤いドレス」、演奏もセニョール☆。また、無伴奏チェロ組曲 第1番やチェリスト青月泰山のオリジナル曲「大輪の花」「インディアンサマードレス」など、演奏は青月泰山です。