今回は体験者が高校生だった、約二十数年前のお話。住まい近くのコンビニエンスストアは二階に住居スペースがあるタイプの建物だった。初代オーナーがもともとは住んでいたとのことだが、当時のオーナーは四代目。事務所の奥から上がれるようになっている二階へ続く階段にはカーテンが下ろされ誰も使うものはいなかった。
夏休みに入り、体験者は少しでもたくさんアルバイト代を稼ぎたいと申し出て、夜勤帯での最初の出勤の日、自宅を出て坂を登り道路一本挟んで向かいに店が見えた時、二階の窓のカーテンが揺れ誰か人が居ることに気が付いたという。 見間違いだったかとその時は思ったのだが……。
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